2012年3月28日水曜日

血液内科疾患に詳しい方に質問です。

血液内科疾患に詳しい方に質問です。

巨赤芽球性貧血で溶血で間接ビリルビンの値が増加するとあります。



溶血は赤血球が破壊されることですよね?なぜ巨赤芽球性貧血で溶血が起こるのでしょうか?



あとMCHが上昇するのはヘモグロビンはあるけど赤血球が少ないからという考えで大丈夫でしょうか?



ここでまたちんぷんかんぷんになってしまうことはMCHが赤血球ひとつあたりのヘモグロビン量でそれが上昇



しているということは濃いんだって思ってしまいますが、実際、濃さを表すのはMCHCなんですよね~???不思議です。



巨赤芽球性貧血ではこMCHCは正常らしいですがそれも何でだろうって思ってしまいます。ヘモグロビン量は正常で



赤血球が体に占めてる割合も正常ってことなんでしょうか?



いろいろ調べてみましたがなんだかドつぼにはまってきた感じです。詳しい方教えてください。







下記の本の記載をご紹介します。



「ビタミンのうちB12と葉酸はどちらも血球が出来る特に細胞を増やすのに必要です。長いこと欠乏が続くと貧血になります。どちらの貧血でも、やはりすべての血球が減ります。骨髄の中の赤芽球は、細胞分裂がうまくゆかないので大きくなり、『巨赤芽球』と呼びます。この赤芽球から出来た赤血球もまた大型です。赤芽球の成熟がうまくゆかず、赤血球になる前に壊れてしまうものも多くあります(無効造血)。同じ様な変化は白血球や血小板の方にも現れます。その結果、この貧血[巨赤芽球貧血]では大きい赤血球をもち、白血球や血小板も減った『汎血球減少症』を伴う貧血になります。この他、細胞増殖の異常がいろいろなところに現れ、『舌がつるつる』になったり、『見事な白髪』になるなどの他、神経系にも異常が現れ、ひどいときには『精神異常』の症状も出て、長い間、原因不明のまま精神科へ入院させられていた人もいます。

この巨赤芽球貧血の原因はビタミンB12と葉酸のどちらかの不足です。ビタミンB12 は胃から吸収されますが、その場合に胃液の中に内因子と呼ばれるB12 の吸収に必要な液性因子があります。この内因子を壊す抗体が出来たり、又は手術で胃を全部摘出した後にはB12が足りなくなります。もっともこの場合でも、肝臓には体内で使う2年分くらいの貯蔵があるために、手術をして2年くらいたってから貧血が現れるのです。内因子抗体に由って起こるB12欠乏による貧血を「悪性貧血」といいます。(三浦恭定著「血液と健康」参照)



このため溶血しやすいのだと解っていただけたでしょうか?

まt、細胞分裂がうまくいかないのでMCHが上昇します。、



平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC=Mean Corpuscular Hemoglobin Concentration)は、赤血球に含まれるヘモグロビン値をパーセンテージで表した値ですが、ヘモグロビン値とヘマトリット値両方が上昇するため、みかけ上正常値の事もあるのだと思います。

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